【株式市場】日経平均は朝安から回復し155円安、NY続落だが自動車、半導体株など底堅い

東京証券取引所

◆日経平均は2万8039円91銭(155円67銭安)、TOPIXは1958.41ポイント(9.97ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は4億9092万株

 8月31日(水)前場の東京株式市場は、NY株の3日続落などにより出来高は低調だったものの、ホンダ<7267>(東証プライム)や東京エレク<8035>(東証プライム)が朝方を安値に切り返して一時堅調となるなど、自動車株や電気精密株に底堅さがみられた。午前11時頃からの首相談話などを受け三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)が急伸し、日製鋼<5631>(東証プライム)や空運株も高い。日経平均は朝寄り後の289円41銭安(2万7906円17銭)を下値に持ち直し、午前10時40分過ぎに90円78銭安(2万8104円80銭)まで回復。前引けも底堅かった。

 日本航空<9201>(東証プライム)とANAホールディングス<9202>(東証プライム)が午前11時頃から一段と上げ、首相談話で入国者数の上限緩和方針が示されたことなどを受けて活況高。ピーエイ<4766>(東証スタンダード)は30日に伝えられた留学生の受け入れ拡大方針などで2日連続大幅高。タムラ製作所<6768>(東証プライム)やタカトリ<6338>(東証スタンダード)はパワー半導体関連で出直り拡大。フェローテックHD<6890>(東証スタンダード)はパワー半導体関連事業を中国で合弁展開し、持分適用企業の上場認可など好感され高値更新。HYUGA PRIMARY CARE(ひゅうがプライマリーケア)<7133>(東証グロース)は新型コロナの「全数把握」変更なら「在宅」関連需要拡大とされ連日大幅高。

 東証プライム市場の出来高概算は4億9092万株、売買代金は1兆2273億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は470銘柄、値下がり銘柄数は1314銘柄。

 また、東証33業種別指数は7業種が値上がりし、空運、陸運、保険、サービス、証券商品先物、その他金融、ガラス土石、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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