巴工業は業績・配当予想の増額修正が好感され2006年以来の高値に迫る
- 2022/9/5 09:39
- 業績でみる株価
■今10月期の営業利益は従来予想を32%上回る見込みに
巴工業<6309>(東証プライム)は9月5日、飛び出すように上値を追って始まり、取引開始後は2553円(89円高)まで上げて年初来の高値を更新。2021年につけた2006年以来の高値2595円に迫っている。前取引日の9月2日の夕方、今期・2022年10月期の連結業績予想と配当予想の増額修正を発表し、好感買いが先行している。
今期・22年10月期の連結売上高は従来予想を13.9%上回る451.50億円の見込みに見直し、営業利益は31.8%上回る31.50億円の見込みに、当期純利益は28.1%上回る25.10億円の見込みに見直した。遠心分離機などは当初予想を小幅下回る見込みだが、化学工業製品販売事業は当初予想を上回る見込み。
こうした業績推移を受け、今10月期末配当を、1株当たりで直近予想の25円00銭から3円増配し28円00銭の予定にすることとした。これにより、中間配当を含めた今10月期の年間配当金は、1株当たり53円(前期比3円増)となる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)