国際紙パルプ商事は上場来の高値を1ヵ月ぶりに更新、円安進行など買い材料視される

■オランダ企業との販売代理店契約も好感され再び上値を追う

 国際紙パルプ商事<9274>(東証プライム)は9月8日、2日続伸基調で始まり、午前9時30分過ぎには10%高の801円(70円高)まで上げて約1ヵ月ぶりに上場来の高値を更新している。5日付で紙の緩衝材ソリューションを提供するランパック社(オランダ)との販売代理店契約を発表しているが、このところの円安進行を受け、業績上乗せ効果などへの期待が強まっている。

 第1四半期の連結決算は、板紙、古紙、パルプが好調で「円安による輸出価格の上昇」(決算短信)もあり、営業利益は前年同期の3.4倍の53.39億円となった。通期の連結業績予想は全体に据え置き、営業利益は120億円(前期比27.9%増)としたが、遠くない時期に業績予想の増額修正に踏み切るのではといった期待が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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