三ッ星は2日連続ストップ高、泉州電業の好決算を受け電線好調を再認識

■「大阪万博」に向け価格転嫁の遅れ解消など期待

 三ッ星<5820>(東証スタンダード)は9月8日、2日連続ストップ高となり、取引開始後に6700円(1000円高)で値がついた後そのまま買い気配となっている。電線メーカーで、電線専門商社の泉州電業<9824>(東証プライム)が9月2日に発表した第3四半期の連結営業利益(2021年11月~22年7月)が前年同期比62%増加するなど大幅な増収増益だったため、電線を取り巻く事業環境の好調さが再認識されている。ともに大阪本社銘柄で、2025年の「大阪万博」に向けた需要が本格化するとの見方も出ている。

 三ッ星の第1四半期連結決算(2022年4~6月)は、「材料価格の高騰により価格転嫁を進めたが、価格転嫁が遅れた」(決算短信)などとし、売上高が12.9%増加した一方、営業利益は11.6%減だった。この「遅れ」の解消が進んでいると見られている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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