クリーク・アンド・リバー社が上場来の高値を更新、「AR市場、26年に5兆円」などと伝えられ改めて期待強まる

■AR、VR、メタバースに積極的、業績も好調で好材料に素早く反応

 クリーク・アンド・リバー社<4763>(東証プライム)は9月9日、一段高となり、午前10時にかけては7%高の2622円(182円高)まで上げ、株式分割を調整後の上場来高値を1ヵ月半ぶりに更新した。AR(拡張現実)、VR(仮想現実)分野への取り組みが積極的で、9月9日付の日本経済新聞が、「スマホ1台でVチューバー、ソニー、AR作成容易に――AR市場、26年に5兆円」などと伝えたことが契機になり、改めて期待が強まったとみられている。業績は好調で、連結当期利益などが連続最高を更新する見込み。株価も高値圏で推移してきたため、関連する株価材料への反応も良好のようだ。

 同社は、映像制作などのクリエイティブ業界向け人材派遣をはじめとする事業に加え、8月にワークショップ「自分だけのAR写真展をつくろう」を開催し、9月下旬には「次世代Webプロデューサー人材育成プロジェクト」の採用説明会をオンラインで開催と発表済み。株式市場では、AR、VR、メタバース関連事業をリードする銘柄と位置づける様子もある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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