【株式市場】日経平均は154円高、NY株2日続伸など好感される

◆日経平均は2万8219円70銭(154円42銭高)、TOPIXは1964.69イント(7.07ポイント高)、出来高概算(東証プライム)はSQ算出に伴う売買が加わり7億3992万株

 9月9日(金)前場の東京株式市場は、米FRB議長発言にもかかわらずNYダウなどが2日続伸となり、自動車株や値がさ半導体株などが総じて堅調に推移し、海運株や鉄鋼株もしっかり。並行して、三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)などの百貨店株が軒並み続伸し高値更新銘柄が続出し、「街角景気」改善に加え英エリザベス女王の逝去にともなう回顧展などへの期待が材料視され、住友不<8830>(東証プライム)などの不動産株も高い。日経平均は139円高で始まった後220円74銭高(2万8286円02銭)まで上げ、何度か大きくダレたが前引けは上げ幅150円台に持ち直した。

 先物、オプション各9月物のSQ値は2万8253円40銭(8日の日経平均終値比188円12銭高との試算値が伝えられた。

 高島屋<8233>(東証プライム)が4日続伸となり2日連続2019年来の高値を更新し、、「街角景気」改善に加え英エリザベス女王の逝去にともなう回顧展などへの期待が浮上。新日本科学<2395>(東証プライム)は外資系証券が新規に投資判断を「強気」で開始とされ一段高。クリーク・アンド・リバー社<4763>(東証プライム)はAR(拡張現実)、VR(仮想現実)、メタバース関連株としての注目が再燃し上場来の高値。三ッ星<5820>(東証スタンダード)は3日連続ストップ高となり泉州電業の好決算を受け「大阪万博」関連需要への連想買いの見方。スパイダープラス<4192>(東証グロース)は「業界初の基本特許」に注目集まり2日連続大幅高。

 東証プライム市場の出来高概算はSQ算出に伴う売買が加わり7億3992万株、売買代金は1兆9340億円。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は1212銘柄、値下がり銘柄数は527銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種が値上がりし、サービス、海運、医薬品、証券商品先物、不動産、電力ガス、非鉄金属、保険、その他金融、銀行、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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