【株式市場】日経平均は57円高、後場は小動き様子見だったが小反発

◆日経平均は2万7875円91銭(57円29銭高)、TOPIXは1950.43ポイント(2.97ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億9754万株

 9月15日(木)後場の東京株式市場は、三井不動産<8801>(東証プライム)などの不動産株が一段と上げ、三井不の東京駅前再開発街区の17日先行開業報道や東京都のコロナ警戒レベル引き下げなど材料視。一方、前場上げたJR各社や空運株は一服模様に転じ、海運株や大手商社株は一部を除いて軟調に推移。日経平均は106円高で始まり、大引けまでほとんど小動き横ばいで推移し、前日比では反発したが様子見の雰囲気となった。

 後場は、日本毛織<3201>(東証プライム)が一段と強含み大阪万博景気への期待など言われ、鳥貴族ホールディングス<3193>(東証プライム)も一段と上げ、引き続きサントリーグループの同業の子会社化など好感。リード<6982>(東証スタンダード)は特許発表など好感され前場ストップ高のまま後場は大引けまで買い気配。VALUENEX<4422>(東証グロース)は前後場とも終日買い気配のままストップ高となり業績予想の増額など好感だが昨日の前引け間際から値動きが活発化しており玄人向けの見方も。ANYCOLOR<5032>(東翔グロース)は第1四半期決算など好感され前後場とも終日買い気配のままストップ高

 東証プライム市場の出来高概算は8億9754万株(前引けは4億6074万株)、売買代金は2兆3326億円(同1兆2078億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は960(前引けは1029)銘柄、値下がり銘柄数は773(同691)銘柄。

 また、東証33業種別指数は19業種(前引けは21業種)が値上がりし、値上がり率上位は、空運、不動産、陸運、鉱業、保険、小売り、建設、繊維製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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