【業績でみる株価】GMOリサーチは2015年12月期の第2四半期決算を発表、想定内の収益を確保し、株価は29日、4日ぶりに反発した

業績でみる株価

GMOリサーチ<3695>(東マ・売買単位100株)は2015年12月期の第2四半期決算を発表した。それによると、主力事業のD.I.Yサービスが前年同期比17.6%増と好調に推移したことから、売上高12億6900万円(前年同期比13.5%増)と伸びた。ただ、人件費増などの投資負担があり、営業利益は4400万円(同51.9%減)、経常利益4000万円(同52.7%減)、純利益1900万円(同59.1%減)となったが、これは予想した通りの着地となった。

D.I.Yサービス事業はグラフ作成、レポート化といった新たな機能を市場に投入し、デジタルマーケティングの効果を測定・分析できるリサーチパネルを構築したことで、好調に拡大している。このため、2015年12月期通期の業績は従来どおり、売上高28億6600万円(前期比22.2%増)、営業利益3億200万円(同23.3%増)、経常利益3億100万円(同29.7%増)、当期純利益1億8100万円(同41.4%増)と2ケタ台での増収増益を見込んでいる。1株利益は107円90銭と高収益を確保する。

株価は7月29日に2225円の前日比80円高で引けたが、好業績を背景に2200円前後で堅調に推移するのではないかとみられる。7月9日の安値1990円が底値となったようだ。

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