トレイダーズHDが高値を更新、円安・日銀介入などで外為事業一段と好調の見方
- 2022/9/26 11:35
- 材料でみる株価
■第1四半期は「軸足を暗号資産から追い風のあるFXへシフト」
トレイダーズホールディングス(トレイダーズHD<8704>(東証スタンダード)は9月26日、再び一段高の相場となり、午前10時30分にかけて10%高に迫る438円(38円高)まで上げ、約7か月ぶりに年初来の高値を更新している。主事業の「外国為替取引事業」の収益環境がこのところの大幅な円安進行、9月22日の日銀介入を受けた急速な揺り戻しによる売買急増などを受けて一段と好調に推移しているとの見方が出ている。
外国為替取引事業の口座数は月次の開示などで順調に拡大している上、先の第1四半期決算では、「集客の軸足を暗号資産から追い風のあるFXへシフトし、TVCMや交通広告等による認知向上及び、獲得広告の強化を実施」(説明資料より)。さらに、「米国の利上げ等を背景とした記録的な円安傾向によりFX市場が活況となり、対前年同期比で大幅な増収増益を達成した」。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)