JSPの第1四半期連結業績は、減収ながら原料価格の低下等もあり大幅増益

■海外売上は増加したが、国内は需要減少や製品価格改定の影響により売上減少

 JSP<7942>(東1)の今期16年3月期第1四半期連結業績は、減収ながら原料価格の低下等もあり大幅増益となった。

 売上高は278億04百万円(前年同期比2.0%減)となったものの、営業利益16億49百万円(同78.3%増)、経常利益16億13百万円(同57.2%増)、純利益12億71百万円(同67.9%増)と大幅増益となった。

 売上高に関しては、海外事業の売上は増加したが、国内事業は需要の減少や製品価格改定の影響により売上は減少し、全体では減収となった。

 利益面に関しては、原燃料価格の低下や国内事業では償却方法の変更による減価償却費の減少等による製造コストの低下、製品価格の維持や独自技術に基づいた付加価値の高い製品の販売に注力したことに加え、海外事業における販売量の増加や円安による円換算額の増加などにより大幅な増益となった。また、最終利益には、国内立地推進事業費補助金1億19百万円が特別利益として計上された。

 第2四半期業績予想に対する進捗率は、売上高47.4%、営業利益48.5%、経常利益47.4%、純利益48.0%となっていることから、ほぼ計画通りのペースだと思われる。

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