日本エム・ディ・エムは第1四半期連結決算の発表と共に第2四半期連結業績予想の上方修正を発表

■第1四半期は2ケタ増収大幅増益となる

 日本エム・ディ・エム<7600>(東1)は30日引け後、第1四半期連結決算の発表と共に第2四半期連結業績予想の上方修正を発表した。

 第1四半期連結業績は、売上高30億46百万円(前年同期比15.7%増)、営業利益3億29百万円(同37.7%増)、経常利益2億81百万円(同41.8%増)、純利益1億81百万円(同62.2%増)と2ケタ増収大幅増益であった。

 売上高に関しては、国内では、米国子会社ODEV社製の人工関節製品、骨接合材料製品の売上が堅調に推移し、また脊椎固定器具製品の売上が大幅に伸張したことから、19億88百万円(同10.5%増)となった。
 米国においても人工関節製品の売上が引き続き順調に推移し、外部顧客への売上高は10億57百万円(同27.1%増)(USドルでは6.9%増)となり、その結果、自社製品売上高比率は84.0%(前年同四半期は79.8%)に上昇した。一方、急激な円安進行等の影響により売上原価率は28.9%(前年同四半期は27.6%)となった。

 利益面については、ODEV社の販売拡大に伴う支払手数料(コミッション等)の増加により、販売費及び一般管理費合計は18億37百万円(同10.2%増)となったものの、増収効果と自社製品比率が高まったこともあり営業利益以下が大幅増益となった。

 第2四半期業績予想については、売上原価が計画値を下回る見通しとなったことに加え、医療工具の購入抑制等により減価償却費が計画を下回る見通しとなったことから、利益面での上方修正を発表した。

 第2四半期連結業績予想の売上高は、前回予想通りの61億円、営業利益は前回予想を1億50百万円上回る5億円(前回予想比42.9%増)、経常利益も1億50百万円上回る4億円(同60.0%増)、純利益は80百万円上回る2億円(同66.7%増)と利益面で当初予想を大きく上回る見通し。
 なお、通期業績予想は当初予想通りとしている。

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