建設技術研究所が土石流流木氾濫予測システムを開発、高精度な危険度予測や効果的な対策の立案に寄与

■近年、土石流による流木の被害が顕在化、災害防止軽減に貢献

 建設技術研究所<9621>(東証プライム)は9月29日、土石流による流木の氾濫範囲の予測精度向上と効果的な流木対策施設計画の立案に寄与する流木氾濫予測システムを開発した。

■土石流に伴う流木対策における課題

 近年、土石流による流木流出の被害が顕在化している。土砂と一体となって流下する流木は、堆積過程、分離過程、再移動過程等が十分に解明できていないため、流木の実態に則した適切な対策の立案が課題だった。

■開発した予測システムの概要

 流木の氾濫・堆積状況のモデル化では、渓流で発生した土石流による土砂流出量と流木流出量は概ね比例することに着目し、流木・土砂の堆積と侵食過程を流木濃度で管理する流木解析モデルを開発した。

 流木解析モデルを用いて同条件で行った実験結果と比較した結果、開発した流木解析モデルは、流木の移動範囲や集積状況を量的な追跡が可能であることを明らかにした。

■今後の展望

 本技術を活用し、流木災害危険度予測の高精度化や効果的な対策施設計画の立案を通じて、土石流に起因する土砂災害の防止・軽減に貢献する。また、受託業務で得られる知見や実績を蓄積し、活用範囲を拡大するとともに、さらなる精度向上に向けて研究開発を継続していく。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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