信越化学は4日ぶりに反発基調、取引ある三益半導体の好決算や証券会社の目標株価、NXHDの半導体倉庫増設報道など好感される

■米副大統領が9月下旬に半導体企業幹部と会談とされ対米拡大期待も

 信越化学工業<4063>(東証プライム)は10月3日、朝の取引開始から堅調に推移し、前場は午前11時にかけて1万4930円(600円高)まで上げ、後場も13時30分を過ぎて1万4880円(550円高)前後で売買されている。米ハリス副大統領が9月28日に日本の半導体関連企業の幹部と会談するとロイター通信が27日に伝えたこと、同社と取引関係がある三益半導体工業<8155>(東証プライム)が30日に発表した第1四半期決算が大幅増益となったこと、10月3日になって三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価を400円引き上げたと伝えられ、「NXHD(注:NIPPON EXPRESSホールディングス<9147>(東証プライム))が国内外に半導体倉庫」(日本経済新聞10月3日付朝刊)と伝えられたこと、などが買い材料視されている。

 また、3日は半導体関連株の上げが午前10時頃から目立っており、年金や保険などの運用資金が年度下期に入り買い出動したとの見方も出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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