マーチャント・バンカーズが反発幅を拡大、販売用不動産の売却など好感され300円割れを一日で回復

■十分な売却益を確保できる見通しが立ったため売却を決定

 マーチャント・バンカーズ<3121>(東証スタンダード)は10月4日の後場寄り後に一段と強含む相場となり、4%高の310円(14円高)まで上げ、前日の300円割れを一日で回復している。3日付で、販売用不動産の売却を発表し、好感買いが先行している。売上高並びに売却益180百万円程度(営業利益)を、2022年9月30日に終了した第2四半期に計上するとした。

 発表によると、売却物件は「寄宿舎」(航空会社に社宅として賃貸)で、所在地は千葉県成田市、構造は鉄筋コンクリート造ステンレス銅板葺地下1階付3階建。決済・引渡日2022年9月30日。

 当該不動産は、安定的に賃貸収入を確保するため、長期的に保有しながら、売却により十分な利益が見込める場合には売却することを目的に取得した。これまで、売却の見通しがなかったことから、連結貸借対照表上、有形固定資産としていたが、今般、売却により十分な利益を確保できる見通しが立ったことから、保有目的を変更し、有形固定資産から販売用不動産に振り替えることとし、当該不動産の売買取引は営業取引として会計処理する。

 今後の方針については、安定的収益基盤の源泉として、長期的に収益用不動産を保有しながら、今後も、保有物件の入替を行い、引き続き、積極的に物件売却による利益も実現していくとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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