【株式市場】日経平均は776円高、機関投資家の出動観測など言われ後場一段高、TOPIX1900ポイント回復

◆日経平均は2万6992円21銭(776円42銭高)、TOPIXは1906.89ポイント(59.31ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は13億7866万株

 10月4日(火)後場の東京株式市場は、9月末で上半期の資金運用にひと区切りつけた機関投資家が下期の投資を本格化させているとの見方があり、日本航空<9201>(東証プライム)やJR東日本<9020>(東証プライム)、資生堂<4911>(東証プライム)などが一段と上げて始まり、自動車株は中盤から相次いで前場の高値を上回った。海運株は前場の高値を抜けなかったがしっかり。日経平均は674円高で始まった後上げ幅を700円台に広げ、大引け間際に778円65銭高(2万6994円44銭)まで上昇、大引けも上げ幅770円台を保ち、大幅高で2日続伸となった。

 後場は、円谷フィールズHD<2767>(東証プライム)が一段高となり、前場に続きSBI証券による新規投資判断開始(注目開始)など材料視。インソース<6200>(東証プライム)は岸田首相の国会演説で経済政策に掲げられた「リスキリング」(学び直し)関連株として一段ジリ高。レアジョブ<6096>(東証プライム)も前場の高値圏で推移。トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は業績上振れ期待や月次好調の期待などで一段高。ワイエスフード<3358>(東証スタンダード)は韓国航空3社が日本便2.6倍にとの9月末報道など受け福岡地盤の飲食事業に期待と2日連続ストップ高。マイクロ波化学<9227>(東証グロース)は同社幹部がフォーブスジャパンの共同企画で講演との4日発表が着火剤となり9月下旬にテレビ番組で取り上げられ動意含みとなった相場が急伸し終盤ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は13億7866万株(前引けは6億6429万株)、売買代金は3兆2294億円(同1兆5420億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は1777(前引けは1768)銘柄、値下がり銘柄数は52(同55)銘柄。

 東証33業種別指数は全33業種(前引けも全33業種)が値上がりし、値上がり率上位は、卸売り、鉱業、石油石炭、精密機器、情報通信、小売り、不動産、その他金融、パルプ紙、その他製品、鉄鋼、建設、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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