マーケットエンタープライズが出直り続伸、リユースプラットフォーム「おいくら」神戸市も本格導入し注目強まる

■東村山市なども導入、「捨てない暮らし」で循環型社会を形成

 マーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)は10月4日、続伸基調となって出直りを強め、取引開始後は7%高の1030円(70円高)まで上げて約2ヵ月ぶりに1000円台を回復している。ネット型リユース事業をスマートフォンから農業機械などまで幅広く行い、神戸市のリユース活動推進事業に10月から同社のリユースプラットフォーム「おいくら」が本格導入と9月30日付で発表したことなどが買い材料視されている。

 本格導入前の実証期間中(2022年4月から8月)に神戸市ホームページ内の「大型ごみ」から「おいくら」に寄せられた買取り依頼は合計1788件(商品数の合計は3528点)となり、うち6割がソファやテーブル、イスなどの大型製品で、およそ2割が家電だったという。

 9月22日には、東京都東村山市との間でも不要品リユース事業の連携を10月1日スタートすると発表、導入・連携する自治体が拡大している。

 同社のリユースプラットフォーム「おいくら」は、不要品を売りたい人が「おいくら」を通して査定依頼をすると、全国の加盟リサイクルショップに一括査定依頼され、買取価格を比較することができる。

 家電や家具などの大型品は、梱包が難しく、発送も困難なため、個人での売却は難しいと捉えられていた。しかし、「おいくら」では、不要品の一括見積もりから買取依頼、売却までを自宅から一歩も出ずに、スムーズに完結することができる。「捨てない暮らし」で循環型社会を形成する取組として注目されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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