【株式市場】日経平均は93円高、円高などで伸び悩むが33業種別指数は24業種が高い

◆日経平均は2万7085円97銭(93円76銭高)、TOPIXは1912.56ポイント(5.67ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は6億681万株

 10月5日(水)前場の東京株式市場は、NY株式が2日連続大幅高となった一方、円相場は介入警戒感などから徐々に円高方向に動き、自動車、半導体関連、機械、海運株の中に朝高の後値を消す銘柄がみられた。一方、INPEX<1605>(東証プライム)など資源株の一角は続伸し、東レ<3402>(東証プライム)など繊維製品株は値上げ期待などで堅調。キヤノン<7751>(東証プライム)は半導体製造装置の新工場などでしっかり。日経平均は219円高で始まり、直後の224円59銭高(2万7216円80銭)を上値に伸びきれなかったが、前引けも堅調で3日続伸基調となった。

 アークランズ<9842>(東証プライム)が旧・村上ファンド系投資会社による株式保有の判明など材料視されて急伸。マーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)はリユースプラットフォーム「おいくら」の神戸市での本格導入など材料視され出直り拡大。加賀電子<8154>(東証プライム)は好業績・割安等への評価再燃とされ高値に接近。三光産業<7922>(東証スタンダード)は植物性工業用油・燃料に関する新事業など材料視され一時ストップ高。マイクロ波化学<9227>(東証グロース)は同社幹部がフォーブスジャパンの共同企画で講演との4日発表が9月下旬にテレビ番組で取り上げられて以来の動意活発化に加わり大幅続伸。メドレックス<4586>(東証グロース)は新製品の米国での承認見通し発表など注目され急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は6億681万株、売買代金は1兆4320億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は1068銘柄、値下がり銘柄数は687銘柄。

 また、東証33業種別指数は24業種が値上がりし、精密機器、保険、繊維製品、非鉄金属、鉱業、機械、科学、鉄鋼、ガラス土石、電機機器、情報通信、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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