ロイヤルホテルが4日続伸、未定の今期業績予想などに期待強まり昨年来の高値を更新

■全国旅行支援、訪日外国人の入国上限撤廃など受け注目集まる

 ロイヤルホテル<9713>(東証スタンダード)は10月13日の後場、3%高の1362円(42円高)で始まり、前場1370円(50円高)まで上げて昨年来の高値を更新した後も堅調で4日続伸基調となっている。11日に実施された全国旅行支援、訪日外国人の入国者数の上限撤廃、外国人の個人旅行客の入国解禁、短期滞在ビザの取得免除、などが買い材料視されている。また、先の四半期決算発表で今3月期の業績予想について未定としたため、これが発表されれば一段高の要因になるといった期待も出ている。ホテル株は総じて高い。

 第1四半期連結決算(2022年4~6月)は8月4日に発表し、売上高は前年同期比95.5%増加、営業利益は10.88億円の赤字で、前年同期の25.71億円の赤字が3分の1近くまで大きく改善した。一方、3月通期の予想については、「未だに新型コロナウイルス感染症の収束が見通せず、当社業績に与える影響も不透明であることから、現時点で適正かつ合理的な算定が困難であるため未定」とし、「合理的に算定可能となった時点で速やかに公表」するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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