第一実業の第1四半期は減収ながら大幅増益

■粗利率の改善、販管費の減少で大幅増益、最終利益は黒字転換

 第一実業<8059>(東1)の今期第1四半期業績は減収となったものの、粗利率の改善、販管費の減少により大幅増益となった。

 今期第1四半期連結業績は、売上高296億61百万円(前年同期比7.5%減)、営業利益5億16百万円(前年同期44百万円)、経常利益6億62百万円(前年同期比158.1%増)、純利益4億57百万円(前年同期△27百万円)と大幅増益により、最終利益は黒字転換となった。

 売上高に関しては、ITおよびデジタル関連機器製造会社向けの電子部品実装機等の販売が好調に推移したものの、海外向けプラント用設備等の既受注大口案件の売上が減少したことで、減収となった。

 しかし、利益面では大幅増益となっていることから、好スタートを切ったといえる。

 株価は、日々高値を更新する勢いであるが、株価指標は予想PER10.0倍、PBR1.05倍、配当利回り2.4%とまだ割安状態にある。

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