【株式市場】日経平均は反落模様となり387円安、百貨店、空運、海運株などは高い

◆日経平均は2万6703円00銭(387円76銭安)、TOPIXは1876.93ポイント(21.26ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は5億4463万株

 10月17日(月)前場の東京株式市場は、前週末のNY株大幅反落や、中国共産党大会で習主席が台湾問題について「必ず」と公約したと伝えられたことなどを受け、日経平均は305円安で始まった後441円63銭安(2万6649円13銭)まで下押す場面があった。ただ、三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)などの百貨店株に高値更新が相次ぎ、日本航空<9201>(東証プライム)などの空運株、JR東海<9022>(東証プライム)などの鉄道株、日本郵船<9101>(東証プライム)などの海運株もしっかり。日経平均は下げ幅300円台に持ち直し、前引けまで一進一退となった。

 テラスカイ<3915>(東証プライム)やサインポスト<3996>(東証プライム)が活況高となり、前週末発表の四半期決算と業績予想の増額修正など好感。10月12日上場のソシオネクスト<6526>(東証プライム)は円安効果への期待などで連日高値を更新。フライトホールディングス<3753>(東証スタンダード)はマイナンバーカードの政府公認事業者である点など好感され連日大幅高。帝国ホテル<9708>(東証スタンダード)、ロイヤルホテル<9713>(東証スタンダード)、ワシントンホテル<4691>(東証スタンダード)、京都ホテル<9723>(東証スタンダード)などは高値更新。Retty<7356>(東証グロース)はグルメ情報サイトの「人気店」リニューアルに加え東京都の「もっとTokyo」効果への期待などで2日連続ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は5億4463万株、売買代金は1兆2533億円。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は342銘柄、値下がり銘柄数は1440銘柄。

 一方、東証33業種別指数は3業種の値上がりにとどまり、海運、空運、電力ガス、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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