【株式市場】日経平均は116円安、2日続落、後場は銀行株など強含むが伸びきれず

◆日経平均は2万6890円58銭(116円38銭安)、TOPIXは1881.98ポイント(13.43ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は10億2666万株

 10月21日(金)後場の東京株式市場は、米長期金利の上昇などを受けて三井住友FG<8316>(東証プライム)などの銀行株が一段と強含んで始まり、レーザーテック<6920>(東証プライム)などの値がさ半導体株も一段強いスタートとなった。ただ、いずれも伸びきれず、週末商いとあって手控えムードだった。日経平均は28円安で始まり、直後に前場の高値(21円58銭安の2万6985円38銭)に迫ったが、その後は再び軟調に推移し、大引けは2日続落となった。

 後場は、オーバル<7727>(東証プライム)が一段と上げて出直り幅を広げ、豪社による資本提携提案を巡る動きに思惑再燃の見方。ソシオネクスト<6526>(東証プライム)も一段高となりオーダーメイド半導体「カスタムSoC」事業への期待強く10月12日の株式上場後、毎日高値を更新。三ッ星<5820>(東証スタンダード)は日本とカナダを結ぶ米IT大手の改定ケーブル構想など思惑視され出直り拡大。NexTone<7094>(東証グロース)は四半期ごとの著作権管理楽曲数など好感され一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は10億2666万株(前引けは5億661万株)、売買代金は2兆5950億円(同1兆3040億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は350(前引けは537)銘柄、値下がり銘柄数は1422(同1205)銘柄。

 また、東証33業種別指数は5業種(前引けは7業種)が値上がりし、石油石炭、海運、鉱業、銀行、電気機器、が値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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