キヤノンMJは朝高のあと売買交錯、第3四半期最高益で業績・配当予想を増額するが一部事業で荒利率悪化

■1~9月累計の連結営業利益は42%増加し通期予想を4%引き上げる

 キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)<8060>(東証プライム)は10月26日、取引開始後に3235円(30円高)まで上げた後売買交錯となり、午前9時30分を過ぎては3135円(70円安)前後で推移している。25日の15時、第3四半期決算と増配を発表し、1~9月累計の連結営業利益は同42.0%増加するなどで営業利益、経常利益、純利益は第3四半期累計の過去最高を更新したものの、同時に発表した説明資料で、「主にプロフェッショナルにおいて荒利率が悪化」(説明資料より)とした点が引っかかるとの声が出ている。

 第3四半期累計期間(2022年1~9月)の連結売上高は前年同期比7.5%増加して4280.79億円となり、営業利益は同42.0%増加して378.53億円だった。「全てのセグメントにおいて増収となり、全てのセグメントにおいて増益」(同)。

 これを受け、12月通期の連結業績予想を全体に増額修正し、営業利益、経常利益は従来予想を4.3%上回る額(営業利益は480億円、経常利益は490億円)に見直した。また、配当は12月期末配当を1株45円の予定(従来予想比5円の増配)とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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