【話題株】京写の次世代無線技術で児嶋社長は京大と共同特許確立目指すと語る

京写 児嶋一登 社長

■株価急続伸、株価4ケタが射程圏

京都大学と次世代無線技術共同開発を進める京写<6837>(JQ・売買単価100株)は前週末の80円ストップ高に続いて72円高の617円と値を上げ年初来高値を大きく更新している。

注目の次世代無線技術は画期的な技術ということだ。児嶋一登社長(写真)に電話で聞いた。

「次世代無線通信技術「カオスDMAは、この分野で第一人者の京都大学の著名な先生が開発された。研究だけにとどまっていては日本にとってもったいない技術ということで、いろいろな分野との取引がある当社に実用化の話がきた。先ず、京大と当社で共同特許を確立し、その後、製品化を目指すことになる。ただ、(プリント配線基板の)当社にとっては、分野が違うのでファブレスで手掛けることになるだろう」という。

現在、無線LANが広く使われているが、新しい無線技術は電波の届く距離が格段に長く、電波障害の影響を受けず、セキュリティに優れているという。工作機械、自動車などにおいて配線不要が可能となる。

16年3月期は31.0%営業増益、1株利益62.7円、配当年8円の見通しで、利回りは1.3%、PERは9.8倍となお割安が目立つ。とくに、今期に2円増配の年10円配当が有力視されることから株価4ケタの可能性がかなり濃厚といえる。押し目は積極買いだろう。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る