【株式市場】日経平均は482円高、後場は海運株が上げ鉄道、百貨店株なども再び上げる

◆日経平均は2万7587円46銭(482円26銭高)、TOPIXは1929.43ポイント(30.38ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は12億2850万株

 10月31日(月)後場の東京株式市場は、このところ一服していた三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)やJR東海<9022>(東証プライム)などが再び人気化して上値を追い始め、前場の高値を上回り、正午に業績予想の増額修正と増配を発表した商船三井<9104>(東証プライム)は一段高。13時に発表した第一三共<4568>(東証プライム)は一段ジリ高。前場上げたキーエンス<6861>(東証プライム)などは高値もみ合いに転じたが、日経平均は458円高で始まった後も上げ幅470円前後を保って推移。大引け間際に497円79銭高(2万7602円99銭)まで上げ、ほぼ高値引けで大幅反発となった。

 後場は、日本郵船<9101>(東証プライム)などの海運株が一段と強含む相場となり、商船三井が正午に発表した業績予想の増額修正などを受けて連想買いの見方。加賀電子<8154>(東証プライム)はマレーシア新工場の本格稼働発表など好感され一段と上げ上場来の高値を更新。ハブ<3030>(東証プライム)はサッカーW杯で盛況になる期待など言われ一段ジリ高。まんだらけ<2652>(東証スタンダード)は月次売上高等好感され水準を一段上げて推移。ギックス<9219>(東証グロース)は四半期決算の黒字化など好感され終日買い気配のままストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は12億2850万株(前引けは5億6268万株)、売買代金は増加して3兆1854億円(同1兆5010億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は1478(前引けは1428)銘柄、値下がり銘柄数は314(同353)銘柄。

 また、東証33業種別指数は31業種(前引けは30業種)が値上がりし、値上がり率上位は、電気機器、機械、海運、ゴム製品、その他製品、その他金融、輸送用機器、医薬品、証券商品先物、繊維製品、金属製品、保険、陸運、銀行、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■内蔵インヒールで自然な足長効果、フォーマルからビジネスまで対応  青山商事<8219>(東証プラ…
  2. ■デュアル周波数対応で通信の安定性を確保  世界的なDX進展を背景に京セラ<6971>(東証プライ…
  3. ■リアルタイム文字起こしと自動要約で議事録作成を効率化  シャープ<6753>(東証プライム)は2…
2025年3月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

ピックアップ記事

  1. ■新年度相場の初動として注目される値上げ関連銘柄  4月予定の値上げは、原材料価格上昇や物流費増加…
  2. どう見るこの相場
    ■トランプ関税懸念も『総論弱気、各論強気』の市場展開  「トランプ・ディール(取引)」と「トランプ…
  3. ■名変更会社の局地戦相場の待ち伏せ買いも一考余地  今年4月1日以降、来年4月1日まで社名変更を予…
  4. ■あの銘柄が生まれ変わる!市場を揺るがす社名変更、次なる主役は?  「トランプ・トレード」が、「ト…
  5. ■年初から57銘柄が優待新設、40銘柄超が拡充・変更  株主優待制度は従来、配当増加や自社株買いと…
  6. ■『マッチポンプ』相場の処方箋、トヨタの優待新設に見る『安全投資』の行方  「まるでマッチポンプ」…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る