【今日の言葉】第1四半期決算好調だが喜べぬわけ

今日の言葉

『第1四半期決算好調だが喜べぬわけ』=2016年3月期・第1四半期(4~6月)の決算発表が、明日4日のトヨタ自動車(7203)の発表をもって主力銘柄の発表が一巡する。これまでの発表銘柄について企業数の7割が増益になっていると日本経済新聞が報道している。

マーケットはどう見るか。先行発表したファナックなど優良銘柄には業績のよくないところも目立つ。ということは、アベノミクス効果を満喫してきた銘柄には効果一巡感があるのではないだろうか。遅れて、これまでアベノミクス効果を満喫していなかった3、4番手銘柄が業績好調ということではなかろうか。仮にそうだとすれば、これから発表される4~6月のGDPがマイナス成長とも伝えられているだけに企業業績にもこの先、楽観できないことになりそうだ。

これまで、景気と企業業績と株価を伸ばすエンジンとなってきた、「円安」、「年金買い」、「公共投資」に陰りが出始めているだけに、ここからは政府が景気に対し、どう動いてくるかが大きい視点となりそうだ。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る