インスペックが急伸、FPC製造装置の「世界初」新製品に注目集まり一時23%高

■FPC(フレキシブル基板)はEV向けに需要急増中

 インスペック<6656>(東証スタンダード)は11月4日、飛び出すように大きく上げ、午前9時30分にかけて23%高の1480円(278円高)まで上げる場面を見せて急伸商状となっている。2日付でフレキシブル基板(FPC)製造装置の新製品を発表し、「世界初、長尺FPCのシームレス両面同時露光を実現」などとし、注目が集まった。4月決算銘柄で、業績は2021年4月期を底に回復傾向。第2四半期の決算発表は12月6、7日頃になっている。

 フレキシブル基板は、自動車や航空機の内部配線などに使われるワイヤーハーネスに代わるものとして需要が拡大しており、とりわけEV(電気自動車)向けに急増しているとされる。発表によると、新製品は、「両⾯同時露光で2倍の生産性」「クラス最小レベルの設置面積」などの特徴があるという。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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