住友金属鉱山が出直り強める、菱刈鉱山の下部鉱体でも「金」の採掘開始と発表し注目集まる
- 2022/11/7 11:28
- 材料でみる株価
■国際金相場は3月高値のあと下落傾向だが「重要かつ安定した収益源」と
住友金属鉱山<5713>(東証プライム)は11月7日、4436円(144円高)で始まった後4500円台に乗って売買され、今年9月13日以来、約2ヵ月ぶりに4500円台を回復して出直りを強めている。前週末取引日・4日午後、国内最大の「金」生産量を誇る菱刈鉱山(鹿児島県伊佐市)の下部鉱体でも金鉱石の採掘を開始したと発表、買い材料視されている。下部鉱体の採掘量などは未発表だが、「当社にとって重要かつ安定した収益源」(発表リリースより)とのことで期待が強まった。
NY金相場は2022年3月に一時2000ドル/トロイオンス台に乗り高値をつけた後、米欧の政策金利の引き上げとともに下落基調となっているが、11月4日にかけては、米国の利上げピッチの鈍化期待などからやや持ち直した。一方、国内相場は円安だと相場が上乗せされるため、6月に高値を付けた後も1グラム8000円台で底堅い推移となっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)