味の素は小安く始まった後切り返す、業績・配当予想の増額修正、自社株買いなど好感

味の素

■3月期末配当は予想を2円上回る31円(前期比3円の増配)に

 味の素<2802>(東証プライム)は11月8日、小安く始まった後4159円(39円高)と切り返し、2000年以降の高値4216円(2022年11月2日)に向けて出直っている。7日15時に7日15時に第2四半期連結決算と今3月期・通期の業績・配当予想の増額修正、自己株式の取得(自社株買い)を発表し、好感されている。自社株買いは、取得株数1000万株(自己株式を除く発行済株式総数の1.86%)、取得総額300億円を各上限に、2022年11月8日から23年2月28日まで実施するとした。

 今3月期・通期の連結業績予想は、5月に開示した従来予想に対し、売上高は4.4%上積みし1兆3670億円の見込みに見直し、事業利益は同7.3%上積みし1330億円の見込みとするなど、全体に増額修正した。業績予想の前提となる為替レートは1ドル=135円で設定。また、中間・期末配当も増額修正し、3月期末配当は1株につき従来予想を2円上回る31円の予定(前期比3円の増配)とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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