サッポロHDは「恵比寿ガーデンプレイス」改装オープンなど好感され2017年以来の高値

■シンガポール籍の投資ファンド接近で思惑買いが増える様子も

 サッポロホールディングス(サッポロHD)<2501>(東証プライム)は11月9日、一段高基調となり、6%高に迫る3610円(190円高)まで上げた後も堅調で、2017年以来の3600円台に進んでいる。グループ会社が運営する「恵比寿ガーデンプレイス」(東京都渋谷区)の新商業エリア「センタープラザ」が11月8日リニューアルオープンし、活性化などへの期待が出ている上、このところは、投資ファンドの3Dインベストメント・パートナーズ(シンガポール)がサッポロHDに抜本的な経営改革を要求と11月7日付の日本経済新聞が伝えたことを受け、思惑買いが増える様子があるようだ。

 投資ファンドの件について、サッポロHDは11月8日付で、「3D社の関連ファンドである3D OPPORTUNITY MASTER FUNDが当社の株主であること、当社が3D社と建設的な対話を継続していること、及び2022年11月3日付で3D社より当社社外取締役宛の書簡(「社外取締役の皆様へのご要望」)を受領したことは事実」と発表し、建設的な対話をこれからも継続し、企業価値向上に努めていくとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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