建設技術研究所は2000年以降の最高値を2ヵ月ぶりに更新、第3四半期好調で通期の業績予想を増額修正

■国土強靭化基本計画の推進などを背景に受注など堅調

 建設技術研究所<9621>(東証プライム)は11月11日、9%高の3165円(270円高)まで上げた後も3100円前後で強い相場を続け、株式分割を考慮した2000年以降の最高値を約2ヵ月ぶりに更新している。10日の15時に第3四半期連結決算と今期・2022年12月期の予想の増額修正を発表し、再び注目が強まった。第3四半期(2022年1~9月・累計)の連結業績は収益認識基準を適用しているため会計基準が異なるが、前年同期との単純比較では、売上高が前年同期比19.1%増の614億円となり、営業利益は同30.2%増の65億円と大幅に伸びた。

 今12月期の連結業績予想は、国土強靭化基本計画の推進などを背景に受注などが堅調に推移していることなどを要因として全体に増額修正し、営業利益は22年2月に開示した予想を20.3%上回る71億円の見込み(前期との単純比較では10.1%の増加)などとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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