【株式市場】好決算銘柄など強く日経平均は小安いが新規上場株は買い気配

株式市場 日経平均株価

◆日経平均の前引けは2万526円94銭(21円17銭安)、TOPIXは1658.89ポイント(0.71ポイント安)、出来高概算(東証1部)は11億2937万株

チャート5 4日前場の東京株式市場は、早朝から為替が対ドル、対ユーロとも円高基調のため、日経平均は朝方に99円62銭安(2万448円49銭)まで軟化したが、30日に四半期決算を発表した武田薬品工業<4502>(東1)や昨日発表したスズキ<7269>(東1)などが高く、日経平均の前引けは21円17銭安(2万526円94銭)。TOPIXとも何度か前日比プラス圏に浮上しながら底堅かった。

 猛暑関連消費への期待などから伊藤園<2593>(東1)が2007年以来の高値に進み、ストリーム<3071>(東マ)は新製品が話題になり、日本ライフライン<7575>(JQS)は四半期決算が好感され、京写<6837>(JQS)は京都大学と「カオスCDMA」と呼ばれる次世代無線通信技術の実用化研究を開始したことなどが好感されて高い。

 本日新規上場となったPCIホールディングス<3918>(東マ、売買単位100株)は自動車向けの組み込みソフト開発や技術者派遣などを行い、前場は買い気配のまま公開価格2530円に対し72%高の4340円で買い気配。まだ初値はついていない。

 東証1部の出来高概算は11億2937万株、売買代金は1兆3445億円。1部上場1889銘柄のうち、値上がり銘柄数は730銘柄、値下がり銘柄数は1036銘柄となっている。

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