MS&ADインシュアランスGHDは次第に持ち直す、中間・期末配当予想を増額修正
- 2022/11/21 10:09
- 業績でみる株価
■通期業績予想は下方修正し軟調だが押し目買い強い
MS&ADインシュアランスグループホールディングス(MS&ADインシュアランスGHD)<8725>(東証プライム)は11月21日、軟調だが取引開始後の4%安(156円安の3866円)を下値に持ち直し、午前10時にかけては1.5%安(62円安の3960円)前後で売買されている。18日16時に第2四半期決算などを発表し、今3月期・通期の連結業績予想を下方修正したが、中間・期末配当予想を増額修正し、押し目買いが次第に活発化する様子となっている。9月中間配当は1株100円(従来予想比7.5円増、前期実績比17.5円増)とし、3月期末配当も100円(同7.5円増、同2.5円増)とした。
今3月期の連結業績予想のうち、親会社株主に帰属する当期純利益は従来予想を41.7%下回る1400億円の見込みとした。国内で関東雹(ひょう)災、台風第14号などの自然災害、新型コロナ保険金・給付金の支払いが当初予想額を上回る見通しとなったことや、海外では北米ハリケーンなどの自然災害と資産運用損があった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)