メディカル・データ・ビジョンは3日、2015年7月末日の診療データベース概況を発表

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■実患者数1,095万人、二次利用の許諾を得ているデータ提供病院数は200病院(がん拠点病院85病院を含む)

 メディカル・データ・ビジョン<3902>(東マ)は3日、2015年7月末日の診療データベース概況を発表した。

 7月末日までの診療データベースは、実患者数1,095万人、二次利用の許諾を得ているデータ提供病院数は200病院(がん拠点病院85病院を含む)となっている。

 実患者数の推移を見ると、11年349万人、12年477万人(対前年比36.7%増)、13年617万人(同29.3%増)、14年865万人(同40.2%増)と増加している。15年は7月末日で1,095万人となっていることから、このペースで増えると過去最高の増加率が予想される。

 同社は、医療情報のネットワーク化を推進する企業で、医療機関向けに医療情報システムを開発・販売するデータネットワークサービス、および製薬会社向けに各種データ分析ツールを販売するデータ利活用サービスを展開している。

 最近の話題としては、6月に、患者が自分自身の診療情報の一部を保管・閲覧することを目的とした病院向けデジタル健康ソリューション「エースビジョン」の本格導入を開始した。診察記録モジュール、医療情報統合IDカード「CADA」および診療情報保管・閲覧サービス「カルテコ」を付帯したトータルソリューションである。そして6月22日から全国に先駆けて、医療法人浜田病院(福岡県北九州市)にて「カルテコ」のWEBサービス提供を開始している。

 今期15年12月期業績予想は、売上高26億22百万円(前期比34.4%増)、営業利益2億62百万円(同0.6%増)、経常利益2億62百万円(同5.5%増)、純利益1億46百万円(同7.8%増)と大幅増収を見込む。

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