ペプチドリームが出直り続伸、アルツハイマー型認知症に関連するタンパク質の診断薬で米社と提携、期待強まる

■日本で承認を取得後は子会社が国内で製造販売の予定

 ペプチドリーム<4587>(東証プライム)は11月24日、1914円(76円高)まで上げた後も堅調に推移し、11月上中旬の急伸に続き再び出直る相場となっている。24日付で、連結子会社PDRファーマが米イーライリリー(Eli Lilly and Company)とアルツハイマー型認知症に関連するタウタンパク質のPET診断薬で共同開発契約を締結と発表し、注目が集まっている。日本で製造販売承認を取得後は、PDRファーマが国内での製造販売を担う予定とした。

 発表によると、この診断薬flortaucipir(18F)(米国での商品名:Tauvid)は、2020年5月に米国FDAから製造販売承認を受けている。脳内の異常蓄積タウタンパク質による神経原線維変化(NFTs)を可視化する放射性診断薬。タウタンパク質は、アルツハイマー型認知症等の神経変性疾患において発症前から脳内に凝集・蓄積し、神経細胞死を引き起こすことから病態の進行に関与すると考えられているという。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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