ワイヤレスゲートの12月期第2四半期は売上高、利益ともに過去最高を達成

■「ワイヤレスゲートWi-Fi+WiMAX」サービスを中心に順調に推移

 ワイヤレスゲート<9419>(東マ)は4日、12月期第2四半期連結累積業績(1~6月)を発表した。売上高が前年同期比30.3%増の54億77百万円、営業利益が同24.3%増の5億6百万円、経常利益が同24.6%増の5億6百万円、四半期純利益が同24.8%増の3億22百万円と2ケタ増収増益で、売上高、利益ともに過去最高を達成した。

 発表によると、売上高は「ワイヤレスゲートWi-Fi+WiMAX」サービスを中心に順調に推移しており、また、法人向けの取組みが奏功し、大型案件の売上を計上している。利益面は、売上高及び売上総利益の増加に伴い、営業利益は前年同期比24.3%増となった。

 主な事業の取組みは、ワイヤレス・ブロードバンド事業のモバイルインターネットサービスでは、「ワイヤレスゲートWi-Fi+WiMAX」は、2月20日より開始したWiMAX2+ギガ放題プランを中心に、引き続き順調に推移している。「ワイヤレスゲートWi-Fi+LTE SIMカード」は、顧客ニーズを反映し、従来のデータ通信プランに加え、4月28日から音声通話プランを開始している。これにより、売上高は49億7百万円(同32.5%増)となった。また、公衆無線LANサービスでは、家電量販店での主な獲得活動を「ワイヤレスゲートWi-Fi+LTE SIMカード」にシフトした結果、公衆無線LANサービス単体での加入の伸びが少なく、売上高は4億1百万円(同10.7%減)となった。

 ワイヤレス・プラットフォーム事業では、ワイヤレス・ブロードバンド事業の基盤プラットフォームを活用した電話リモートサービスの新規会員獲得に注力し、売上高は55百万円(同35.1%増)となった。

 その他の事業では、M2M/IoTサービスに関連した法人向け大型案件の売上を計上し、売上高は1億12百万円(同約21倍)となった。

 今期の連結業績見通しは、従来予想(2月12日公表)を据置き、売上高が124億72百万円(前期比37.0%増)、営業利益が13億50百万円(同69.9%増)、経常利益が13億48百万円(同70.8%増)、純利益が8億56百万円(同71.6%増)と大幅な増収増益を見込む。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る