【引け後のリリース】ファーストリテイリングの7月月次は大幅改善

引け後のリリース

■既存店1.5%減だが8月は天候次第で5月並みの2ケタ増も

 ファーストリテイリング<9983>(東1)は4日の大引け後、7月の月次動向(国内「ユニクロ」事業売上推移速報)を発表し、既存店売上高は前年比1.5%減となり、6月の同11.7%減に続き2カ月連続で減少した。発表によると、前半が梅雨の影響で気温が低かったことから夏物全般の販売が苦戦した。しかし、減少率は大きく縮小し、このところの全国的な猛暑の効果に期待が集まる動向となった。

 一方、直営店合計の売上高は同1.4%減となり、6月の同11.5%減に続きやはり2カ月連続で減少したが、減少率は大きく縮小。天候に恵まれた5月は既存店売上高が同12.3%増、直営店合計の売上高も同12.2%増だっただけに、8月の展開が注目されている。

 株価は2014年7月頃から長期上昇基調を描き、7月30日に6万1970円まで上げて株式分割などを考慮した上場来高値をつけた。4日の終値は6万1380円(640円高)となり、引き続き長期上昇基調を描いている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■昔ながらの味わいを現代風にアレンジ、全国スーパーなどで展開  第一屋製パン<2215>(東証スタ…
  2.  日清食品ホールディングス<2897>(東証プライム)傘下の日清食品は8月18日、「カップヌードル…
  3. ■世界が注目する学問を豊富な事例とイラストで紹介  学研ホールディングス<9470>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  2. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  3. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…
  4. ■総裁選関連株が再び脚光、政権交代期待が市場を刺激  今週の最注目銘柄は、さいか屋<8254>(東…
  5. ■金先物関連株、最高値更新で安全資産需要が強まる  日本取引所グループ<8697>は9月24日、今…
  6. ■石破首相辞任表明後も市場は急落回避、投資家の買い意欲継続  「一寸先」は、不確実で予測が難しい。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る