12月1日上場のサイフューズは1720円(公開価格の6.2%高)で初値つけ売買活発

株式市場 IPO 鐘

■バイオ3Dプリンティング技術をもとに「3D細胞製品」を実用化

 12月1日新規上場となったサイフューズ<4892>(東証グロース)は買い気配で始まり、取引開始から9分を経過した午前9時9分に1720円(公開価格1620円の6.2%高)で初値をつけた。その後1728円まで上げて売買されている。

 バイオ3Dプリンティング技術をもとに「3D細胞製品」を実用化し、従来にはない新しい治療の選択肢を患者さまへお届けすることを目指している。この3D細胞製品が実用化されることで、失った臓器や機能を再生させるという画期的な治療のアプローチが実現し、従来の手術や治療法によって満たされることのなかったアンメットメディカルニーズに応え、医療の進歩に大きく貢献する(同社ホームページより)。

 また、バイオ3Dプリンタ(「Regenova(商標)(製品名:レジェノバ)」及び「S-PIKE(商標)(製品名:スパイク)」による基盤技術の普及とともに、病気のメカニズムを解明する病態モデルや新薬の有効性・毒性・代謝等を評価する創薬スクリーニングツールとしての3D細胞製品の実用化も進めている。設立は2010年8月。

 上位株主には、富士フイルムホールディングス<4901>(東証プライム)の富士フイルム(保有割合6.39%)、積水化学工業<4204>(東証プライム)(同5.01%)、CYBERDYNE<7779>(東証グロース)(同4.71%)などがある。

 業績見通し(2022年12月期・個別、会社発表)は、売上高367百万円(前期比48.2%減)、営業損失500百万円(前期は営業利益70百万円)、経常損失476百万円(前期は経常利益144百万円)、当期純損失518百万円(前期は当期純利益142百万円)。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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