加賀電子グループの加賀エアロシステムが回転翼航空機事業を開始

■南紀白浜空港を拠点としてヘリコプター運航管理事業など展開

 加賀電子<8154>(東証プライム)は12月1日午前、連結子会社である加賀エアロシステム株式会社(和歌山県⻄牟婁郡白浜町、加賀エアロシステム)が、航空運送事業などを行うユーロテックジャパン株式会社(同白浜町、ユーロテック)の事業を譲り受け、2022年12月1日より航空事業を開始すると発表した。

■北海道で遊覧飛行事業を行い、京都や白浜でも遊覧飛行を計画

 南紀白浜空港(和歌山県)を拠点として航空機や関連部品の輸出入・販売、整備、操縦士育成などを行うほか、和歌山県内のヘリコプター運航管理事業や北海道での遊覧飛行事業を展開する。今後は京都や本社が所在する白浜においても遊覧飛行事業を計画する。

■事業開始の経緯

 加賀電子グループは、新規ビジネスとして2018年よりユーロテックとの協業のもとで回転翼航空機(ヘリコプター)の販売を行ってきたが、ユーロテックの民事再生手続開始の申立て(2021年8月)にともない、ユーロテックから支援要請を受け、加賀電子とユーロテックにおいて支援のあり方について協議・検討を重ねてきた。

 今般、同社が持つ事業の公共性や社会的必要性に鑑み、加賀エアロシステムにおいて同社から事業を譲り受け、22年12月1日より航空事業を開始することとした。

■加賀エアロシステムの業務内容

 加賀エアロシステムは、今般の事業開始にともない、南紀白浜空港(和歌山県)を拠点とした航空運送事業および航空機使用事業を中心に、航空機や関連部品の輸出入・販売・賃貸、航空機整備、操縦士育成等を行なう。また、ユーロテックから譲り受けた事業として、和歌山県内のヘリコプター運航管理事業や北海道での遊覧飛行事業を展開していく。今後は京都や本社が所在する白浜においても遊覧飛行事業を計画している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■北海道大樹町で飛行、安全性と着地精度を実証  ホンダ<7267>(東証プライム)の研究開発部門で…
  2. ■自社で自動運転システムを持たない企業にも施工自動化を提供  日立建機<6305>(東証プライム)…
  3. ■年間約36万人が犠牲に、二輪事故対策が急務  豊田合成<7282>(東証プライム)は6月11日、…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■5月訪日客数が過去最高、6月も好調持続の見込みで市場活況  足元のインバウンド需要は、好調に推移…
  2. ■インバウンド関連株は「トランプ関税」のリーチ圏外で小型割安株特性を発揮  「たかが1%、されど1…
  3. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  4. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  5. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  6. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る