【株式市場】日経平均は371円高、NY株6日ぶりに3指数そろって上げ好感

◆日経平均は2万7946円21銭(371円78銭高)、TOPIXは1964.30ポイント(22.80ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は6億2779万株

 12月9日(金)前場の東京株式市場は、NY株の3指数が6日ぶりにそろって上げたことなどを受けてトヨタ<7203>(東証プライム)やソニーG<6758>(東証プライム)が反発し、防衛費増などを受けて三菱重工<7011>(東証プライム)などもしっかり。信越化学<4063>(東証プライム)やキヤノン<7751>(東証プライム)は始値が小安かっただけ上値を追い、非鉄金属、大手商社、海運株も高い。日経平均は59円高で始まったあと次第高となり、午前11時過ぎには378円37銭高(2万7952円80銭)まで上げ、前引けも上げ幅300円台を保った。

 東京電力ホールディングス<9501>(東証プライム)などの電力株が一斉高となり、料金値上げ申請や原発の耐用延長方針など好感。アイスタイル<3660>(東証プライム)はアマゾンとの提携効果への期待再燃とされ反発活況高。和弘食品<2813>(東証スタンダード)は業績好調にもかかわらず12月に入って上げた日がなく自律反発。

 東証プライム市場の出来高概算は6億2779万株、売買代金は1兆7106億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は1475銘柄、値下がり銘柄数は320銘柄。

 また、東証33業種別指数は30業種が値上がりし、電力ガス、電気機器、精密機器、非鉄金属、卸売り、情報通信、機械、保険、その他製品、サービス、小売り、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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