【株式市場】日経平均は201円高、後場は材料株物色の印象強いが約2週間ぶりに2万8000円を回復

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万8156円21銭(201円36銭高)、TOPIXは1977.42ポイント(11.75ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億8558万株

 12月14日(水)後場の東京株式市場は、国産半導体会社「Rapidus(ラピダス)」と米IBMの提携を受けてレーザーテック<6920>(東証プライム)など半導体関連株の中に一段高の銘柄が見られ、米航空会社の旅客機大量発注報道を受けて東邦チタニウム<5727>(東証プライム)も一段ジリ高。鋼材市況高などを受けて日本製鉄<5401>(東証プライム)は13時にかけて一段高。材料株物色の色彩が濃くなったが、日経平均は13時前に240円84銭高(2万8195円69銭)まで上げ、大引けも上げ幅200円台を保ち2日続伸。終値の2万8000円台は12月1日以来、約2週間ぶりとなった。

 後場は、ヤーマン<6630>(東証プライム)が一段高基調となり第2四半期決算など好感。白洋舎<9731>(東証スタンダード)も一段と上げ「旅行支援」の1月.10日再開など好感。カンロ<2216>(東証スタンダード)も一段と強含み12月期末の記念配当や配当性向の段階的引き上げ方針など好感。カイオム・バイオサイエンス<4583>(東証グロース)は抗体作製技術『ADLib』システムに関連する特許など好感する相場が値幅妙味をともなってきたとされ一段高。

 14日に約8年ぶりの再上場となったスカイマーク<9204>(東証グロース)は午前9時16分に公開価格1170円を8.7%上回る1272円で初値をつけ、前場1328円まで上げ、後場は売買交錯となり大引けは1277円。

 14日新規上場となった大栄環境<9336>(東証プライム)は午前9時53分に1710円(公開価格1350円の26.7%高)で初値をつけ、高値は前場の1890円。後場は売買交錯となり大引けは1796円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は9億8558万株(前引けは5億687万株)、売買代金は2兆4917億円(同1兆3045億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は1258(前引けは1142)銘柄、値下がり銘柄数は493(579)銘柄。

 また、東証33業種別指数は29業種(前引けは27業種)が値上がりし、値上がり率上位は、繊維製品、精密機器、鉱業、非鉄金属、水産農林、鉄鋼、化学、電気機器、建設、石油石炭、その他製品、不動産、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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