【株式市場】日経平均は104円安、反落、後場は限られた資金の中で銘柄を入れ替える印象で一進一退

◆日経平均は2万8051円70銭(104円51銭安)、TOPIXは1973.90ポイント(3.52ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は9億1376万株

 12月15日(木)後場の東京株式市場は、上場2日目のスカイマーク<9204>(東証グロース)が一段と上げた一方、他の空運2銘柄はジリ安となり、限られた資金の中で銘柄を入れ替えるような動きが見られ、三井住友FG<8316>(東証プライム)は一段と強含んだ一方、他のメガバンク株は一進一退。前場そろって高値を更新した川重<7012>(東証プライム)など重工3社は高値もみあいとなった一方、新明和<7224>(東証プライム)や石川製<6208>(東証スタンダード)は一段ジリ高となった。日経平均は86円安で始まり、徐々に値を消して大引けは下げ幅100円台の反落となった。

 後場は、日本曹達<4041>(東証プライム)が一段ジリ高となり業績上振れ予想が強まる期待などで高値引け。山王<3441>(東証スタンダード)は四半期決算など好感され前後場とも買い気配のまま大引けまでストップ高。八千代工業<7298>(東証スタンダード)は買い材料が今一つ不明とされながら再び一段高となりEV時代を迎えた自部品業界の再編の思惑など言われ高値更新。日産証券G<8705>(東証スタンダード)は特別利益の計上が好感され急伸。モブキャストホールディングス<3664>(東証グロース)は完全新作ゲームの事前登録開始など材料視され中盤から急伸。

 15日新規上場となったスマートドライブ<5137>(東証グロース)は、取引開始から35分後に1630円(公開価格1320円の24%高)で初値をつけ、その後1725円(同31%高)まで上げたが、後場は売買交錯となり大引けは1472円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は9億1376万株(前引けは4億9234万株)、売買代金は2兆2437億円(前引けは1兆2409億円)。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は908(前引けは968)銘柄、値下がり銘柄数は825(同738)銘柄。

 また、東証33業種別指数は15業種(前引けは17業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉱業、海運、倉庫運輸、石油石炭、陸運、銀行、卸売り、パルプ紙、電力ガス、建設、非鉄金属、ガラス土石、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る