【株式市場】日経平均は180円安、後場は金利上昇と円高が一服し自動車株など下げ止まる

◆日経平均は2万6387円72銭(180円31銭安)、TOPIXは1893.32ポイント(12.27ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は前場増加し17億7960万株

 12月21日(火)後場の東京株式市場は、昨日急上昇した国債の利回りが徐々に軟化し、円相場も次第に動意を弱めたことなどで、前場下げたトヨタ<7203>(東証プライム)が下げ止まり小動き横ばいで推移し、三菱地所<8802>(東証プライム)<8802>(東証プライム)は後場寄り後を下値に底堅い推移となった。一方、前場一段高となった三井住友FG<8316>(東証プライム)などの銀行株や保険株は伸び悩んで強もみ合い。海運株も強もみ合い。日経平均は110円安で始まり、大引けまで170円安前後(2万6400円前後)で小動きを続け5日続落となった。

 後場は、デジタルガレージ<4819>(東証プライム)が一段高となり、香港の投資ファンドからの要請を公開し注目集中。キャンドゥ<2698>(東証スタンダード)やセリア<2782>(東証スタンダード)は一段と上げ、円安ストップなら採算好転の期待。上場6日目のスカイマーク<9204>(東証グロース)は急反発し、安かった日はまだ一日のみとなった。

 21日新規上場のアイズ<5242>(東証グロース)は前場買い気配のまま初値がつかず、後場14時19分に気配値のまま上げる場合の本日上限の5160円(公開価格2200円の2.3倍)で初値をつけ、5250円まで上げて大引けは4160円となった。

 同じくnote<5243>(東証グロース)は午前10時41分に521円(公開価格340円の53.2%高)で初値をつけ、高値は前場の561円(同65%高)。後場は売買交錯となり大引けは439円となった。

 同じくサンクゼール<2937>(東証グロース)は午前9時43分に2201円(公開価格1800円の22%高)で初値をつけ、後場も高下しながら次第に水準を上げ、大引けは2598円(同44%高)まで上げて高値引けとなった。

 東証プライム市場の出来高概算は前場の増加が目立ち17億7960万株(前引けは9億9383万株)、売買代金は3兆7191億円(同2兆287億円)。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は400(前引けは793)銘柄、値下がり銘柄数は1387(同960)銘柄。

 また、東証33業種別指数は6業種(前引けは15業種)が値上がりし、銀行、海運、空運、小売り、情報通信、保険、が上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る