岩谷産業はコツンと底打ちの音がして反発に転じる、水素の山王ストップ高も刺激

株式市場 銘柄

チャート4 岩谷産業<8088>(東1・売買単位1000株)は7月9日安値に接近したことで押し目打診買いが入り5円高の756円と前日の6円高に続いて小幅続伸だ。同じ水素関連材料で山王(3441)がストップ高と買われていることも刺激のようだ。

 もっとも、水素の材料では同社は昨年、大活躍し新鮮味に欠けるのに対し山王は手垢のついていない新鮮さのある点が大きい違いといえる。

 今期の業績は回復するが、前期大幅減益だったことが人気面で尾を引いている側面もある。主力銘柄が大崩れして物色難となれば1年ぶりに物色のホコ先が向くだろうが、現時点は未知数といえるだけに本格的相場は難しいのではなかろうか。

 短期的には去る7月9日の直近安値728円に対し、8月4日の737円でコツンと底打ちの音がしただけに戻りは期待できそうだ。ただ、高水準の信用買残の平均コストが推定800円前後とみられるためよく戻して800円ていどだろう。

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