【株式市場】日経平均は104円高、直近下げた不動産株など反発しNY株高も好感

◆日経平均は2万6492円66銭(104円94銭高)、TOPIXは1903.74ポイント(10.42ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は5億8402万株

 12月22日(木)前場の東京株式市場は、直近急伸した保険株や銀行株が総じて反落模様となり、日銀による長期金利の許容変動幅拡大(金利上昇余地拡大)の影響は一服とされ、三井不<8801>(東証プライム)や三菱商事<8058>(東証プライム)が大きく反発するなど、直近急落した銘柄の出直りが目立った。NY株2日続伸を受けてソニーG<6758>(東証プライム)なども高い。日経平均は取引開始直後の197円56銭高(2万6585円28銭)を上値に堅調に推移し、前引けも上げ幅100円台を保った。

 日本航空<9201>(東証プライム)や三越伊勢丹ホールディングス<3099>(東証プライム)が堅調で、政府観光局発表の11月の訪日外国人観光客数が前月の2倍に迫る伸びになったことなどが好感され、岡野バルブ製造<6492>(東証スタンダード)は業績予想の増額修正など好感され急伸。坪田ラボ<4890>(東証グロース)は点眼薬関連特許の許諾権の欧州大手への供与が材料視され買い気配のままストップ高。

 新規上場のコーチ・エィ<9339>(東証スタンダード)は午前10時過ぎに2500円(公開価格1840円の36%高)で初値をつけ、2569円(同39.6%高)まで上げ、前引けは2222円。

 同じくjig.jp<5244>(東証グロース)は午前10時20分に476円(公開価格340円の40%高)で初値をつけ、その後502円(同48%高)まで上げ、前引けは475円。

 東証プライム市場の出来高概算は5億8402万株、売買代金は1兆3071億円。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は1431銘柄、値下がり銘柄数は323銘柄。

 また、東証33業種別指数は29業種が値上がりし、鉱業、海運、輸送用機器、不動産、その他製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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