アイリッジ、全国初・複数金融機関口座と紐付けたデジタル地域通貨・真庭市「まにこいん」が開始
- 2022/12/23 11:13
- プレスリリース
■来年1月5日より岡山県真庭市で
アイリッジ<3917>(東証グロース)は、連結子会社でフィンテック事業を展開するフィノバレーは、2023年1月5日より岡山県真庭市で、フィノバレーが提供するデジタル地域通貨プラットフォーム「MoneyEasy」を採用したデジタル地域通貨「まにこいん」が開始されると発表した。「まにこいん」は市内に設置予定のチャージ機等からの現金チャージで誰でも使える「まにこいんPay」のみで開始後、来年度には中国銀行とトマト銀行の銀行口座と紐付けてチャージやユーザー同士の送金がおこなえる「まにこいんBank」にも対応し、本格稼働の予定である。
真庭市では、新型コロナウイルスを契機とする「新しい生活様式」への変革の一環として公金支払いや市内商店での決済におけるキャッシュレス決済環境を提供することと、地域貢献を評価できる市民ポイント制度の導入を通じた善意で回る魅力的な地域づくりを目的として、デジタル地域通貨「まにこいん」を導入する。
フィノバレーの「MoneyEasy」は、デジタル地域通貨サービスを短期間で安価に開始できるプラットフォームシステムで、スマートフォンアプリを使って、チャージから決済までを可能にする。支払方法として二次元コード読取方式を採用しているため、店舗側での初期投資や手間がかからず導入できる。これらの特長と、金融機関と取り組むデジタル地域通貨の豊富な実績や高いセキュリティレベルが評価され、「まにこいん」のプラットフォームに採用された。
「まにこいん」は、岡山県真庭市内の加盟店で使用できるデジタル地域通貨。単位は「まにぃ」で、1まにぃ=1円で使える。今年の6月に真庭市と金融機関2社(株式会社中国銀行、株式会社トマト銀行)、真庭商工会は、「電子地域通貨による持続可能な地域づくりのための連携協定」を締結している。同4者が主体となって推進することで、複数金融機関銀行口座と連携する全国初のデジタル地域通貨を実現。また、この4者に加え、真庭市社会福祉協議会、真庭エスパス文化振興財団、真庭観光局の3者も参加するコンソーシアムが連携することで、行政・商工・金融・福祉・文化・観光などの関係者が相互に連携・協力し、地域通貨を通じた地域経済循環の強化や地域コミュニティの活性化等、地域の持続的発展を目指すとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)