And Doホールディングス、「ハウス・リースバック」で取得した不動産の流動化を完了、今回は対象不動産件数272件、譲渡価格43億7500万円

ビジネス 万年筆 メモ

■流動化により、さらなる収益拡大を図るとともに財務の健全化も推進

 And Doホールディングス<3457>(東証プライム)は12月23日の午後、「ハウス・リースバック」にて取得した個人住宅などの不動産の信託受益権について、楽天信託株式会社(東京都港区)をシニアレンダーとし、ファンドであるHLB12号合同会社(以下HLB12号)に、23日付で譲渡を完了と発表した。12月19日付の「棚卸資産の流動化に関するお知らせ」で開示していた。

 今回譲渡した不動産(信託受益権)の概要は、首都圏・中部圏・近畿圏を中心とした戸建住宅および区分所有建物で、平均・戸当り約1600万円、対象不動産件数272件、譲渡価格は43億7500万円、帳簿価格は34億6600万円、譲渡益は9億800万円。

 同社の「ハウス・リースバック」は、「不動産を活用することで、ご高齢者や個人事業主様をはじめとした様々なお客様の資金ニーズに応えることができるサービスとして、大変好評をいただいております」(会社側)。同社では、安定的な収益確保と持続的な成長を図るため、「ハウス・リースバック」の取扱い件数増加およびエリア拡大に努めており、取得した個人住宅などの資産を流動化することで、さらなる収益拡大を図るとともに、保有資産の効率的活用及び財務の健全化につなげている。

 本件譲渡にともない、And Doホールディングスは2023年6月期・第2四半期連結決算において上記譲渡価格を売上高に計上する見込み。また匿名組合出資分の配当は営業外収益として計上予定。なお、本件は22年8月15日に公表した23年6月期の通期業績予想に含まれており、現時点での通期業績予想の変更はないとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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