【株式市場】日経平均は137円高、朝方の一時214円高から伸び悩むが空運、百貨店、銀行株など高い

◆日経平均は2万6543円47銭(137円60銭高)、TOPIXは1914.40ポイント(11.88ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は4億7924万株

 12月27日(火)前場の東京株式市場は、自動車株や値がさ半導体株が小高く始まった後軟化し、NY株式休場のため海外資金が静かとされた一方、中国が入国時の強制隔離を1月8日から撤廃と伝えられたことなどを受けて日本航空<9201>(東証プライム)などが上げ、業績予想を増額した高島屋<8233>(東証プライム)をはじめ百貨店株も堅調に推移。銀行・保険株も強く、来年の金利上昇予想が少なくない様子となった。日経平均は取引開始直後の214円62銭高(2万6620円49銭)を上値に高下したが前引けも上げ幅130円台で堅調だった。

 三陽商会<8011>(東証プライム)が11時頃から上値を追い始め、業績予想の増額修正発表に分間に反応。ペプチドリーム<4587>(東証プライム)は急伸し、米社との共同研究契約と一時金などの受領を好感。ゲームカード・ジョイコホールディングス<6249>(東証スタンダード)は引き続きスマート遊技機の導入本格化を受けて業績拡大への期待が強いとされ一段高。フリークアウト・ホールディングス<6094>(東証グロース)は大手銀行の「後払い決済」関連株とされ一段高。

 新規上場となったBTM<5247>(東証グロース)は、買い気配で始まり、取引開始から1時間を過ぎた午前10時12分に2118円(公開価格1500円の41%高)で初値をつけた。その後2174円まで上げ、前引けは1940円。ELEMENTS<5246>(東証グロース)は午前10時32分に312円(公開価格160円の95%高)で初値をつけ、その後392円まで上げて前引けは391円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は4億7924万株、売買代金は1兆937億円。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は1403銘柄、値下がり銘柄数は363銘柄。

 また、東証33業種別指数は29業種が値上がりし、空運、小売り、陸運、サービス、銀行、鉱業、水産農林、化学、保険、海運、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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