【株式市場】日経平均は42円高、2日続伸、後場は銀行株など一段と強含み不動産株もしっかり

◆日経平均は2万6447円87銭(42円00銭高)、TOPIXは1910.15ポイント(7.63ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億8908万株

 12月27日(火)後場の東京株式市場は、みずほFG<8411>(東証プライム)などの銀行株や保険株が一段とジリ高傾向を強め、12月20日に日銀が金利誘導目標を拡大した際には下げた三井不<8801>(東証プライム)などの不動産株も堅調に推移。百貨店、空運、JR各社も堅調。半面、前場堅調だった自動車株の一角などに軟化する銘柄があり、日経平均は120円高で始まったあと徐々に値を消し気味に推移。大引けは上げ幅を縮めたが2日続伸となった。

 後場は、ペプチドリーム<4587>(東証プライム)が一段と上げて急伸幅を広げ、前場に続き、米社との共同研究契約と一時金などの受領を好感。TOKYO BASE<3415>(東証プライム)は中国の新型コロナ水際対策緩和など好感され一段ジリ高。ラオックス<8202>(東証スタンダード)も前場の高値圏で強調。まんだらけ<2652>(東証スタンダード)は一段ジリ高。レナサイエンス<4889>(東証グロース)は前後場とも終買い気配のままストップ高。

 27日新規上場となったBTM<5247>(東証グロース)は、買い気配で始まり、取引開始から1時間を過ぎた午前10時12分に2118円(公開価格1500円の41%高)で初値をつけた。その後2174円まで上げ、後場は大きく高下して大引けは1850円となった。

 同じくELEMENTS<5246>(東証グロース)は午前10時32分に312円(公開価格160円の95%高)で初値をつけ、その後ストップ高の392円まで上げる場面をみせ、後場も強い展開で大引けもストップ高の392円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は8億8908万株(前引けは4億7924万株)、売買代金は1兆9956億円(同1兆937億円)。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は1293(前引けは1403)銘柄、値下がり銘柄数は471(同363)銘柄。

 また、東証33業種別指数は26業種(同29業種)が値上がりし、値上がり率上位は、小売り、銀行、空運、サービス、水産農林、陸運、鉱業、保険、パルプ紙、石油石炭、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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