出前館が出直り強める、第1四半期の売上高18%増、赤字は半減

業績でみる株価

■通期予想は「現時点で」据え置くとし期待をもたせる印象に

 出前館<2484>(東証スタンダード)は1月12日、続伸基調となり、6%高の448円(26円高)まで上げた後も5%高前後で強い相場を続け、下値圏から連日出直っている。11日の15時30分に発表した第1四半期連結決算(2022年9~11月)の売上高が前年同期比17.9%増加し、各利益とも赤字が半減、注目再燃となっている。

 今期・2023年8月期の連結業績予想については、「デリバリー市場を取り巻く環境は変化が激しく、当社の業績に大きく影響を与える可能性がある」として据え置き、GMV(流通取引総額)を2310億円から2420億円(前年比105%から110%)、売上高は580億円から620億円(前年比123%から131%)、営業利益は△210億円から△190億円を見込むとした。ただ、決算短信の文中に「現時点で」との文言がある点に着目して期待を強める様子もある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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