【株式市場】日経平均は297円安、後場は日銀の政策会合を控え小動きだが銀行株は軟調で期待残す

◆日経平均は2万5822円32銭(297円20銭安)、TOPIXは1886.31ポイント(16.77ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は11億4001万株

 1月16日(月)後場の東京株式市場は、東京エレク<8035>(東証プライム)が一段と弱含み、精密機器株や機械株も前場に続き軟調に推移。大手銀行株も軟調だったが、銀行株の下げは日銀の金融政策会合(1月17、18日)で利上げ方向への大きな変更は無い証拠との見方も。エーザイ<4523>(東証プライム)が上げ幅を保ち、アルツハイマー薬の国内での申請など材料視。明治HD<2269>(東証プライム)は値上げ効果やディフェンシブ物色への期待などで堅調持続。日経平均は300円安で始まり、大引けまで2万5800円(319円安)をはさんで小動きを続け、大引けは幾分戻したが2日続落となった。

 後場は、ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>(東証プライム)が前場に続いて再三ストップ高で売買され、四半期決算など好感され再び一段高。りらいあコミュニケーションズ<4708>(東証プライム)は三井物産<8031>(東証プライム)によるTOB(公開買付)を受け大引けまで買い気配のままストップ高。幸和製作所<7807>(東証スタンダード)は四半期決算など好感され前後場とも買い気配のまま大引けまでストップ高。ビザスク<4490>(東証グロース)も四半期決算など好感され一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は11億4001万株(前引けは5億8911万株)、売買代金は2兆5564億円(同1兆3528億円)。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は458(前引けは668)銘柄、値下がり銘柄数は1322(同1075)銘柄。

 東証33業種別指数は6業種(前引けは9業種)の値上がりにとどまり、石油石炭、繊維製品、その他金融、サービス、食料品、鉱業、証券商品先物、パルプ紙、医薬品、が上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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